声の敵2

皆様、こんにちは。

今回は、わたくしめの大好きなお酒のお話ですが…

よくある質問の一つで「お酒は声にとってどうなんですか?」というご質問です。

賛否両論、色んな意見があるようですが、受講生の歌手やアナウンサーも飲む人が多いです。

気のせいか、プロほどよく飲む人が多い気もします。笑

只、飲み過ぎずに普通に適量を飲んでいる分には、声帯にダメージはないようです。

と言いますのは、声の世界のプロの方が定期的に耳鼻咽喉科に行って声帯のチェックをされていることは珍しくないですが、私自身もやっています。

酒好きは自慢出来ることではありませんが、まぁ、問題なしは、そのお酒好きの方々や自分の身体で実証されています。^-^

只、飲んでいる時や又飲んだ後に気を付けるべきことがあります。

すぐに止めるべきことは、お酒を飲んでのカラオケや大声を出すようなことをすることです。

アルコールは粘膜を充血させ粘膜が切れやすくなるらしいのです。

その時のアルコールの摂取量や、個人差もあるようですが、酔った状態で大声を出したり、歌を歌ったりすると声帯出血を起こしやすいらしいので要注意です。

只、出血が外にまで出てこないので、ふつうはそこまでは気がつかないけど、次の日に声がガラガラなってしまっている経験のある方も少なくないのではないでしょうか?

俗に酒やけとも呼ばれているようですが、その状態が頻繁に続くと、まず完全に声が潰れてしまう危険度が大なので要注意です。

うちは様々な業種の方が来られてますが、大阪北新地という有名な繁華街も近いこともあり、毎日のように、お酒を飲んでお客さんとカラオケをして、ガラガラ声になってしまい、うちにリハビリレッスンに通うはめになってしまったクラブやラウンジというお店の女性従業員の方や経営者の女性も通われています。

そうなってしまうと、やはり回復までに時間がかかることが少なくありません。

彼女達は、お仕事のために、やむを得ずそうなってしまった訳で、生活が掛かっている方に「もう飲んで歌うのは止めなさい」とは言い辛いです。

又、お酒を飲むのが仕事でない方も、お付き合いで仕方なしにカラオケなどに行く場合もあるかと思います。

只、飲まざる得ない事情があるにしても、例えば水割りのウイスキーの量を極力減らすとか、いつもは生ビール4杯飲んでいるのを2杯だけにするなどして、お酒の量を少なくする努力?を怠らないように心掛けましょう。

カラオケや大声以外にも、テキーラやウオッカなどのアルコール度数の強いお酒の一気飲みなども喉に炎症を起こしやすいらしいので避けたいですね。

皆様、お互いにお酒には気を付けましょう!

それでは、又次回よろしくお願いいたします。

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